突然ですが、今、どんなキーボードを使っていますか?
ノートPCに備え付けのもの、あるいはデスクトップに付属してきたもの。多くの人が、キーボードを「文字を打つための単なる道具」としか見ていないかもしれません。
何を隠そう、つい最近までの私もそうでした。
Apple製品のデザインが好きで、デスクの上はMagic Keyboardで統一。その洗練された世界観に、それはもう満足していたのです。
しかし、ある日を境に、私の指は悲鳴を上げ始めました…
1日に何文字もタイピングすることも珍しくない生活。その蓄積されたダメージが、ついに指に来るんです。
この記事は、「たかがキーボードでしょ?」と侮っていた私が、最高の相棒「RAINY75 pro」と出会い、仕事の価値観まで変わってしまった物語。
もしあなたが、
「なんだか最近、タイピングすると指が疲れる…」
「仕事のモチベーションが上がらない…」
そんな悩みを少しでも抱えているなら、ほんの5分だけ、この沼への招待状を読んでみてください。あなたの世界が、少しだけ変わるかもしれません。
さよならMagic Keyboard。私の指が限界を迎えた日
結論から言うと、私は長年連れ添ったMagic Keyboardを使うのをやめました。
理由は、あの薄すぎる打鍵感が、私の指を痛めつけていたから。
もともとAppleのデザインが大好きで、iMacの付属品だったMagic Keyboardをずっと愛用していました。薄くて、ワイヤレスで、デスクの上がスッキリする。これ以上のものはないと信じて疑わなかったのです。
しかし、PCに向かう時間が日に日に長くなるにつれて、指の関節に違和感を覚え始めました。最初は小さな疲れ。それがやがて、無視できない鈍い痛みに変わっていったのです。
Magic Keyboardの打鍵感は、よく言えば「軽快」。悪く言えば「浅すぎる」のです。
まるで硬い板を指先で叩いているような感覚。タイピングするたびに、衝撃がダイレクトに指の骨に響いてくるような気がしました。
「気のせいだろう」
「疲れているだけだ」
そう自分に言い聞かせながら、だましだまし作業を続けていました。しかし、ある朝、ついに指がこわばって動かしづらい、という事態に。これは、まずい。本気でそう思いました。
生産性を上げるために、PCのスペックやモニターにはこだわってきたのに、なぜ一番触れている時間が長いキーボードを軽視していたのだろう。
「道具」が身体に与える影響の大きさを、この時、私は痛感したのです。
こうして、私の新しいキーボード探しの旅が始まりました。
未知との遭遇。メカニカルキーボードという沼
指の痛みを解消したい。その一心でリサーチを始め、たどり着いたのが「メカニカルキーボード」という未知の世界でした。
正直なところ、最初の印象は最悪でした。
「なんかゴツゴツしてて大きいやつでしょ?」
「ゲームをする人が使う、カチャカチャうるさいキーボード」
そんな偏見しか持っていなかったのです。
しかし、YouTubeで「キーボード 打鍵音 ASMR」と検索して、世界が一変しました。
そこに映っていたのは、私が想像していた「カチャカチャ」とは全く違う、心地よいサウンドの世界。
「コトコト」「スコスコ」「ポクポク」
まるで、上質な木のブロックを優しく叩いているような、耳に優しい音。
タイピングしている人たちの、なんとも言えない恍惚とした表情。
何だこれは…。
キーボードを打つことが、快感になる…?
衝撃でした。今までタイピングは、あくまで「仕事のための作業」でした。それが「癒やし」や「楽しみ」に変わり得るという事実に、頭をガツンと殴られたような感覚です。
そこからはもう、沼にハマる一直線。
様々なレビューを読み漁り、たくさんの打鍵音動画を聴き比べました。そして、数ある候補の中から、運命的に出会ったのが「RAINY75 pro」だったのです。
なぜ「RAINY75 pro」を選んだのか

私がRAINY75 proに惹かれた理由は、大きく3つあります。
- 圧倒的な打鍵音と打鍵感のレビュー評価
- 高級感あふれるアルミ削り出しのボディ
多くのレビューで「高級キーボードに匹敵するクオリティ」「箱出しで最高の音がする」と絶賛されていました。特に「コトコト」系の落ち着いた打鍵音は、まさに私が求めていた理想のサウンドそのもの。
そして、ボディがプラスチックではなく、ずっしりとしたアルミニウム合金の削り出し(CNC加工)であること。これは、所有欲を最高に満たしてくれるポイントです。安っぽさが一切なく、デスクに置くだけで様になる。
「もう、これしかない」
気づいた時には、購入ボタンをクリックしていました。
開封、そして衝撃の初タイピング
注文してから約2週間。待ちに待ったRAINY75 proが、ついに我が家にやってきました。
段ボールを開けると、そこにはシンプルで美しいデザインの箱が。
蓋を開けた瞬間、思わず「うわ、すごい…」と声が漏れました。
ずっしりと重い、金属の塊。
ひんやりとして、どこまでも滑らかな手触り。
寸分の狂いもなく仕上げられたエッジ。
これは、ただの「道具」ではない。「工芸品」と呼ぶにふさわしい佇まいでした。
そして、運命の瞬間。
おもむろに指をホームポジションに置き、ゆっくりとキーを押し込んでみました。
「……コトッ」
……え?
なに、この音。なに、この感触。
脳に直接、心地よい信号が送られるような感覚。
指がキーに吸い付くように沈み込み、底にぶつかる瞬間の衝撃が全くない。まるで、上質なクッションが優しく指を受け止めてくれるようです。
慌ててPCに接続し、無我夢中で文章を打ち始めました。
コトコトコトコト…。
静かな部屋に響き渡る、小気味良いタイピング音。
それは、私がYouTubeで聴いた、あの理想のサウンドそのものでした。
いや、それ以上かもしれない。
もう、意味もなくキーボードを触っていたい。
用事もないのに、ただただ文字を打ち続けたい。
タイピングが、作業から「快感」に変わった瞬間でした。
この時点で、私が二度とMagic Keyboardに戻れないことは、確定したのです。
打鍵感を舐めていた。お気に入りのキーボードが仕事の効率を上げる理由
私は、RAINY75 proを手に入れて、仕事が驚くほど捗るようになりました。
これは決して、大げさな話ではありません。
理由は、タイピングという行為そのものが「ご褒美」になったからです。
以前は、「さて、面倒だけど文章を書くか…」と、どこか腰が重い気持ちで作業を始めていました。しかし今は違います。
「あの『コトコト』音を聴きながら、気持ちよく文章を書きたい!」
そんなポジティブな動機で、自ら進んでデスクに向かうようになったのです。
タイピングへの心理的ハードルが、極限まで下がったと言っても良いでしょう。
これは、私にとって革命的な変化でした。
- 指が疲れないから、集中力が持続する
- タイピングが楽しいから、筆が進む
- 良い音を聴いているから、気分が良い
このポジティブなスパイラルが、結果的に仕事の質とスピードを劇的に向上させてくれたのです。
たかがキーボード。されどキーボード。
毎日何時間も触れるものだからこそ、それがもたらす影響は計り知れません。
打鍵音や打鍵感を「どうでもいいもの」と軽視していた過去の自分に、全力で教えてあげたい。
「最高のキーボードは、最高の仕事道具だ」と。
【ちょっとだけ専門用語】RAINY75 proのスペック紹介
「理屈は分かったけど、結局どんなキーボードなの?」という方のために、少しだけスペックを紹介します。なるべく分かりやすく解説するので、安心してくださいね。
- 75%レイアウトテンキーはないけれど、ファンクションキーや矢印キーは独立して配置されている、絶妙なサイズ感です。省スペースと実用性を両立した、最も人気のレイアウトの一つ。
- アルミCNC加工ボディ先ほども触れましたが、プラスチックではなく、アルミニウムの塊から削り出して作られています。これにより、非常に高い剛性と高級感が生まれ、打鍵音にも良い影響を与えてくれるのです。重量は約1.8kg。もはや文鎮。
- ガスケットマウントこれが、あの心地よい打鍵感の秘密。基板をケースに直接ネジ止めせず、シリコンなどの緩衝材(ガスケット)で挟み込んで固定する方式です。これにより、タイピング時の衝撃が吸収され、柔らかく沈み込むような打鍵感と、雑味のないクリアな打鍵音が生まれる。
- 3種類の接続方法通常の有線(USB-C)接続に加え、Bluetoothと2.4GHzワイヤレス接続に対応しています。PC、タブレット、スマートフォンなど、複数のデバイスを切り替えて使えるので、非常に便利。
- QMK/VIA対応これは少し上級者向けですが、専用のソフトウェアを使って、全てのキーの役割を自由自在にカスタマイズできます。「このキーはあまり使わないから、別の機能に変えよう」といったことが可能。
要するに、「高級キーボードの良いところを全部詰め込んで、最高の打鍵体験を追求したモデル」だと思ってもらえれば、間違いありません。
最高の仕事は、最高の道具から生まれる
新しいキーボード「RAINY75 pro」を買ってしまった。
それは、単なる衝動買いではありませんでした。未来の自分への、最高の投資だったと確信しています。
指の痛みから解放されたこと。
タイピングが楽しくなったこと。
そして、仕事へのモチベーションが格段に上がったこと。
毎日使う道具に少しだけこだわる。
それだけで、私たちの日常は、そして仕事は、もっと豊かで楽しいものになるのかもしれません。
この記事を読んで、少しでもメカニカルキーボードの世界に興味が湧いたなら、ぜひ一度、家電量販店や専門店で実際に触れてみてください。きっと、その奥深い世界の虜になるはずです。
ただし、一つだけ忠告しておきます。
キーボード沼は、あなたが思っているよりも、ずっと深いです。散財にはくれぐれも気をつけてください。
あなたの毎日が、ほんの少しでも、心地よいタイピング音で満たされることを願って。
