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Java入門

【2026年最新】Javaで作れるもの7選|現役エンジニアが学習順に解説

トム

・都内自社開発企業勤務/Javaバックエンドエンジニア
/Java歴10年以上 ・首都圏在住30代
・資格:基本情報技術者/応用情報技術者/Java Silver/Python3エンジニア認定基礎 詳細なプロフィール

「Javaの文法はなんとなく覚えたけど、次に何をすれば良いかわからない…」

「プログラミング学習のモチベーションが続かない…」

こんにちは!2026年現在、現役でJavaエンジニア(実務経験10年以上)として働く筆者も、学習を始めたころは同じ悩みを抱えていました。参考書を読んでも、作れるもののイメージがわかず、ただ文法を暗記するだけの毎日に退屈していたのです。

転機になったのは、実際に自分の手で小さなプログラムを完成させた経験でした。たとえ簡単なものでも、自分の書いたコードが動く感動は、学習を続ける大きな力になります。

この記事は、過去の私と同じように悩んでいる「Java初心者」の方に向けて書きました。電卓・じゃんけんゲーム・ToDoリスト・お絵かきアプリ・成績管理・自動販売機シミュレーション・メモ帳アプリの7つを学習順に紹介し、それぞれで身につく文法・技術もあわせて解説します。読み終えるころには、「自分の今の知識で何が作れるか」「次に何を学べば良いか」が具体的にわかります

Java初心者が作りやすいプログラムとは?

Java初心者が最初に挑戦する「作れるもの」は、ずばりコンソールで動くアプリケーションです。コンソールとは、パソコンの黒い画面(Windowsならコマンドプロンプト、Macならターミナル)のこと。見た目は少し地味かもしれませんが、プログラミングの基礎を固めるには最適な環境です。

まずはコンソールで動かせる簡単なアプリから

なぜコンソールアプリからなのでしょうか。それは、画面のデザイン(GUI)を気にする必要がなく、プログラムの動きそのものに集中できるからです。

プログラミングの基本は、以下の3ステップです。

ポイント

  1. 入力: ユーザーからの情報を受け取る
  2. 処理: 受け取った情報を使って計算などを行う
  3. 出力: 処理した結果を表示する

コンソールアプリは、この基本の流れをシンプルに体験できます。Java初心者は、まずこの流れをしっかりと体で覚えることが、上達への一番の近道になるのです。

入出力を学べる練習アプリの例

例えば、以下のような簡単なプログラムから始めてみましょう。

// ユーザーの名前を受け取って挨拶を表示するプログラム

import java.util.Scanner;

public class Greeting {
    public static void main(String[] args) {
        Scanner scanner = new Scanner(System.in);
        System.out.println("あなたのお名前を教えてください。");
        
        String name = scanner.nextLine(); // ①キーボードからの入力を受け取る
        
        System.out.println(name + "さん、こんにちは!"); // ②処理して出力する
    }
}

この短いコードの中にも、「キーボードから文字を入力し(入力)」「受け取った文字と挨拶を連結し(処理)」「画面に表示する(出力)」という基本要素が詰まっています。このような小さな成功体験を積み重ねることが大切です。

【入門編】Javaで初心者がまず作れるもの4選

それでは、Java初心者でも実装できる題材を7つ、簡単なものから順番に紹介します。自分のレベルに合わせて、興味のあるものから挑戦してみてください。

四則演算ができる「電卓アプリ」

最初に作れるものとしておすすめなのが、電卓アプリです。2つの数字を入力して、足し算、引き算、掛け算、割り算の結果を表示するシンプルな機能を目指します。

このアプリ開発では、以下の基礎を学べます。

ポイント

  • 変数: 数字や計算結果を保存する箱
  • 演算子: +, -, *, / といった計算記号
  • 標準入力: キーボードからの数値の受け取り方

まずは足し算だけの機能から作り始め、少しずつ引き算・掛け算と機能を増やしていけば、無理なく進められます。プログラミングの基本処理を学ぶ最初の一歩として最適です。

筆者の経験談

学習目安時間: 1〜2時間。筆者が初めて電卓アプリを作ったとき、最大のハマりポイントは「文字列として読み取った数字を計算できない」ことでした。Scanner.nextLine()で受け取った値はString型なので、Integer.parseInt()またはDouble.parseDouble()で数値に変換する必要があります。ここで「型」の概念に初めて向き合うことになり、Javaらしさを実感できる第一歩でした。

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ランダム要素を学べる「じゃんけんゲーム」

次に挑戦したいのが、コンピュータと対戦するじゃんけんゲームです。自分の手(グー、チョキ、パー)を入力すると、コンピュータがランダムに手を出して勝敗を判定します。

じゃんけんゲーム作りでは、電卓アプリの知識に加えて、以下の要素を学べます。

ポイント

  • 条件分岐 (if文): 「もしグーなら」「もしチョキなら」といった条件に応じて処理を分ける
  • 乱数: コンピュータの手をランダムに決めるための技術

「次は勝ちたい!」と夢中になって、楽しみながらプログラミングの論理的思考をきたえられます。Java初心者の論理力強化に、これ以上ない練習題材です。

筆者の経験談

学習目安時間: 2〜3時間。筆者が初めて作ったときは、Math.random()の戻り値が0以上1未満のdouble型であることに気づかず、結果が常に0になり半日悩みました。(int)(Math.random() * 3)またはnew Random().nextInt(3)のキャスト・メソッドで0〜2の整数を得る点が初心者の壁です。あいこ処理まで含めると条件分岐が増えるので、まずは「勝ち・負け」だけ判定する版を完成させ、後から拡張するのがおすすめです。

文字入力に慣れる「日記・メモ帳アプリ」

数字の扱いになれたら、次は文字(文字列)の扱いに挑戦しましょう。そこでおすすめなのが日記・メモ帳アプリです。

いきなり高度なものを作る必要はありません。まずは、コンソールに入力した文章を、そのままテキストファイル(.txt)に保存するだけの機能を目指します。

このアプリでは、ファイル入出力という重要な技術の基礎に触れられます。プログラムを終了してもデータが消えずに残る仕組みを学ぶことで、作れるものの幅がぐっと広がります。

データを扱える「簡易ToDoリスト」

次におすすめする作れるものは、簡易ToDoリストです。やるべきタスクを追加したり、一覧で表示したり、完了したタスクを削除したりする機能を持つアプリケーションをイメージしてください。Todoリストとも呼ばれますね。

この簡易Todoリストの開発を通じて、複数のデータをまとめて扱う方法を学べます。

ポイント

  • 配列ArrayList: 複数のタスク(文字列)をまとめて管理する
  • 繰り返し (for文): 保存されているタスクを順番にすべて表示する

たくさんのデータを効率的に扱うスキルは、より複雑なアプリケーションを作るための土台となります。

【応用編】基礎を固めた後に作れるもの3選

ここからは、基礎を固めたJava初心者が次に挑戦する、少し応用の入った作れるものを3つ紹介します。

GUIで作る「簡単なお絵かきアプリ」

これまでは黒い画面のコンソールアプリでしたが、SwingJavaFXといったライブラリを使うと、ウィンドウやボタンのある、いわゆる「アプリらしい」見た目のGUIアプリケーションが作れます。Swingは標準ライブラリのため追加導入なしで使え、JavaFXはJDK 11以降で別途モジュール導入が必要ですが、より現代的なGUIが作れます。2026年時点の初心者の最初のGUI体験には、導入コストの低いSwingから始めるのがおすすめです。

その第一歩として、簡単なお絵かきアプリに挑戦してみましょう。マウスをドラッグした軌跡にそって線が描けるだけのシンプルなものでかまいません。

見た目が華やかになると、プログラミングの楽しさが一層増します。自分の作ったアプリがグラフィカルに動く様子は、大きな達成感を与えてくれるはずです。

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ファイル入出力を使った「成績管理アプリ」

先ほど紹介したメモ帳アプリの応用編として、成績管理アプリも良い目標になります。生徒の名前、教科、点数といったデータをCSVファイルなどに保存し、読み書きするプログラムです。

このアプリ作りでは、単なる文字列の保存だけでなく、構造化されたデータを扱う練習ができます。例えば、全生徒の平均点を計算したり、特定の点数以上の生徒だけを表示したりする機能を追加すると、より実践的な学びが得られます。

クラス設計を学べる「自動販売機シミュレーション」

Javaの最大の特徴であるオブジェクト指向を本格的に学ぶのに最適な題材が、自動販売機シミュレーションです。

「商品」「お金」「在庫」といった、現実世界のものをそれぞれプログラムの部品(クラス)として設計します。

ポイント

  • 商品クラス: 商品名、値段の情報を持つ
  • 自動販売機クラス: 商品を管理し、お金の投入や排出の機能を持つ

このように、ものごとを部品に分けて考えるオブジェクト指向の概念は、大規模なシステム開発には欠かせません。このシミュレーションは、Javaという言語の真髄に触れる素晴らしい機会となるでしょう。

筆者の経験談

学習目安時間: 8〜15時間。筆者にとって自動販売機は「初めてクラスを2つ以上連携させた」題材で、ここでオブジェクト指向の本質を初めて理解できました。最初はすべてmainメソッドに書いてしまい、Productクラスを分離するときに「商品リストの管理は誰の責務か?」で悩み抜いたのが今でも印象に残っています。この『責務分離で悩んだ経験』こそが、その後の業務開発で最も役立った学びでした。

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【一覧表】7つのアプリで身につくスキルロードマップ

ここまで紹介した7つのアプリで、どんなスキルが順番に身につくかを一覧表でまとめます。自分のレベルに合った題材を選ぶ目安にしてください。

順番作るもの身につく主な文法・技術難易度
1電卓アプリ変数・演算子・標準入力★☆☆☆☆
2じゃんけんゲーム条件分岐(if)・乱数★★☆☆☆
3日記・メモ帳アプリ文字列処理・ファイル入出力★★☆☆☆
4簡易ToDoリスト配列/ArrayList・繰り返し(for)★★★☆☆
5お絵かきアプリSwing/JavaFX・GUI・イベント処理★★★★☆
6成績管理アプリCSV入出力・構造化データ★★★★☆
7自動販売機シミュレーションクラス設計・オブジェクト指向★★★★★

難易度の低いものから順に挑戦することで、無理なくステップアップできます。1つ完成するごとに学んだ文法を実装で確認し、次の題材へ進みましょう。

Javaで初心者がものづくりをするときのポイント

最後に、Java初心者がものづくりで挫折しないための3つの大切なポイントをお伝えします。

最初は小さく動くものを完成させる

最初から完璧なものを作ろうとしないことが、なにより重要です。まずは、最低限の機能だけでも動くプログラムを完成させることを目標にしましょう。

例えば電卓アプリなら、「2つの数字を足して表示する」だけ。じゃんけんゲームなら、「グーを出したら必ず勝ちになる」でも良いのです。

小さな成功体験が、次のステップへ進むための自信とモチベーションにつながります。

わからない部分は公式ドキュメントやサンプルコードを参考にする

プログラミング学習では、エラーやわからないことに必ずぶつかります。そんなときは、一人で抱え込まずに、積極的に外部の情報を頼りましょう。

特に、Oracle公式のJDK 21(LTS版)以降のAPIドキュメントは、最も信頼できる情報源です。2026年時点の最新LTSはJDK 21で、企業現場でも広く使われています。最初は英語で難しく感じるかもしれませんが、java.util.Scannerjava.ioなど、本記事のサンプルで使ったクラスをまず引いてみるのがおすすめです。

また、GitHubなどで公開されている他の人のサンプルコードを読むのも、非常に勉強になります。2026年現在はGitHub CopilotなどのAIコーディング支援ツールも初心者から使えるため、コードを書きながら横で説明を受けるスタイルの学習も一般的になりました。ただし、AIに頼り切る前にまず自分の手で動かすことが大切です。

作ったプログラムを改良して学びを深める

一度プログラムを完成させたら、それで終わりではありません。新しい機能を追加したり、もっと効率的な書き方はないか考えたりすることで、学びはさらに深まります。

  • 電卓アプリに、小数点以下の計算機能を追加する
  • じゃんけんゲームに、あいこの処理や連勝記録機能を追加する
  • ToDoリストを、GUIで操作できるように改良する

このように、自分で作ったものに手を加え続けることが、本物の実力を身につけるための確実な道です。

Javaの学習は、時につまづくこともあるかもしれません。しかし、自分の手で何かを作れるようになると、その楽しさは何倍にもなります。2026年現在もJavaは業務システム・Androidアプリ・大規模Webサービスで現役の主要言語であり、ここで身につけたスキルは確実にキャリアの武器になります。

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