Clipyは2026年6月20日のv1.3.0でApple Silicon(M1以降)にネイティブ対応し、Rosetta 2なしで動きます。対応OSはmacOS 13以降です(公式リリースノート)。
使い方の基本は、Shift + Command + Vで履歴を呼び出して貼り付けること。導入はbrew install --cask clipyの1行、更新はbrew upgrade --cask clipyです。
コピー内容は外部送信されないと公式が明記していますが、利用状況の計測(Firebase)は初期設定でオンです。
ブログ執筆で毎日使う私(Mac歴8年)が、更新から設定・安全性まで画面付きで解説します。
この記事でわかること:
- Apple Silicon(M1以降)Macでの対応状況と、macOS 26での注意点
- Clipyとは何か/MaccyやPasteとの違い(料金込み比較)
- Homebrewと公式サイト、2通りのインストール手順とアップデート方法
- アクセシビリティ許可・初期設定・ショートカット変更
- スニペット登録で定型文を秒で貼り付ける方法
- Clipyは安全か(通信先・Firebase・履歴の扱い)と、パスワード流出を防ぐ「除外アプリ」設定
PARTS LIST /目次
ClipyはApple Silicon対応?
結論から言うと、ClipyはApple Silicon(M1以降)搭載Macでネイティブに動作します。
2026年6月20日にリリースされたv1.3.0で正式にApple Silicon対応が入り、それ以前のようにIntel用バイナリをRosetta 2で変換して動かす必要はなくなりました。
私はMacBook Air M2(macOS Sequoia)で更新後に使っていますが、起動の速さと安定性が明らかに向上しています。
Apple Silicon対応まとめ
- 動作状況: v1.3.0(2026年6月20日リリース)以降はApple Siliconネイティブ対応。Rosetta 2は不要
- 私の確認環境: MacBook Air M2 / macOS Sequoia(macOS 15)
- 対応OS: v1.3.0の公式リリースノートではmacOS 13 Ventura以降をサポート。Homebrew版も同じくVentura以降が条件
- macOS 26での注意点: macOS 26.6.1でv1.3.0に更新後、権限をオンにしているのに「アクセシビリティ許可が必要」と表示され続ける報告がGitHub Issue #692にあります(アクセシビリティ一覧からClipyを削除→再追加で解消したとのこと)。私はmacOS 26環境では未検証です
- 経緯: AppleがmacOS 28でRosetta 2を廃止すると発表し、GitHub Issue #603でユニバーサルビルドを求める声が上がっていたが、v1.3.0のリリースをもってクローズ済み
- 旧バージョン(1.2.1)を使っている場合: 後述の「Clipyのアップデート方法」を参考にv1.3.0へ更新すればRosetta 2依存から脱却できる
「環境設定の一部が開けない」「アクセシビリティ権限を許可しても認識されない」といった不具合が出た場合の対処法は、後述の「Clipyが動かない・アクセシビリティ許可が効かないときの対処法」で解説しています。
Clipyは無料?料金と開発状況【2026年10月時点】
Clipyは完全無料で利用できるオープンソースソフトウェア(MITライセンス)です。App Store版・有料プランはなく、課金要素は一切ありません。
2026年6月20日、公式GitHubリポジトリ(Clipy/Clipy)から約8年ぶりとなる v1.3.0 がリリースされました。
Apple Siliconネイティブ対応に加え、内部データベースをRealmからSQLiteへ移行するなど、開発が本格的に再開しています。
メンテナのEcona77氏は今後も継続的な開発・改善を続けると表明しており、「アップデートが止まっているアプリ」という状態は解消されました。
正式版はv1.3.0のままです(2026年10月時点)。一方でGitHubのリポジトリには10月3日にも設定を開くショートカットの追加などの変更が入っており、次期バージョンに向けた開発が続いています(正式リリース前のため、提供時期は未定です)。
AppleはmacOS 28でRosetta 2のサポート終了を予告していましたが、v1.3.0のネイティブ対応によりClipyはこの影響を受けません。
それでも他の選択肢を比較したい場合は、後述の Maccy(OSS)、Paste(有料)も参考にしてください。
Clipyとは?Mac無料クリップボード管理アプリの特徴
Clipyは、Mac専用に開発された無料のクリップボード管理アプリケーションです。
通常、パソコンのクリップボード(コピーした内容を一時的に保存する場所)は、一度に1つの情報しか記憶できません。
新しいものをコピーすると、古い情報は上書きされて消えてしまいます。
しかし、Clipyを導入すると、コピーしたテキストや画像の履歴を複数保存し、必要なときにいつでも簡単に呼び出せるようになります。
これにより、コピー&ペースト作業の効率が飛躍的に向上します。
Shift + Command + V履歴を呼び出すClipyの基本機能
Clipyが持つ主な機能は、シンプルですが強力です。
Clipyの基本機能
- クリップボード履歴の保存: コピーしたテキストや画像の履歴を、設定した件数だけ自動で保存します。デフォルトでは30件ですが、設定で件数を増やせます。
- スニペット(定型文)の登録: メールアドレスや挨拶文、よく使うコードなど、頻繁に入力するテキストを「スニペット」として登録できます。
- フォルダ分け管理: 保存した履歴やスニペットは、フォルダを作成して分かりやすく整理できます。これにより、必要な情報を瞬時に見つけ出せます。
- ショートカットキーによる呼び出し: 設定したショートカットキーを押すだけで、いつでも履歴やスニペットの一覧を呼び出せます。
クリップボード履歴・スニペット・フォルダ分け・ショートカット呼び出しの4機能は、Macでのあらゆる作業を快適にしてくれます。
他のクリップボード管理ツールとの違い
MacにはClipy以外にも、「Alfred」や「Paste」といった有名なクリップボード管理ツールが存在します。
それぞれに優れた点がありますが、Clipyが特に優れているのは以下の2点です。
ポイント
- 完全無料で利用できる: 多くの高機能なツールが有料であるのに対し、Clipyはすべての機能を無料で利用できます。コストをかけずに作業効率を上げたい方には、最適な選択肢です。
- シンプルで動作が軽快: Clipyはクリップボード管理に特化しているため、機能がシンプルで分かりやすいです。余計な機能がない分、アプリケーションの動作が軽く、Macのパフォーマンスに影響を与えません。
多機能さよりも「手軽さ」と「軽快さ」を重視するなら、中でもClipyが最もおすすめできる選択肢の一つです。
【私の使い分け】私はClipyとAlfred(有料版Powerpack)を併用しています。
Alfredにもクリップボード履歴機能がありますが、スニペットのフォルダ分けはClipyの方が直感的で速いため、「履歴呼び出し = Alfred、スニペット管理 = Clipy」と役割分担しています。
Alfredに一本化していた時期より、スニペット編集作業がはかどるようになりました。
Clipy vs Maccy vs Paste 料金・機能比較表
※MaccyはmacOS Sonoma(14)以上が必要
Clipyはv1.3.0でApple Siliconネイティブ対応・開発再開となったため、無料でスニペット機能も欲しいなら第一候補です。
デバイス間同期や画像履歴を重視するなら Paste、より軽量なシンプルさを求めるなら Maccy、という選び方が現実的です。
Clipyを導入する最大のメリットは、思考の分断を防げることです。
複数の資料から情報をコピーする際、ウィンドウを切り替えてコピーし直す作業が不要になります。
また、コピー内容がすべて履歴に残るため「上書きで消えてしまう」ストレスからも解放されます。
Clipyのインストール方法【Homebrew・公式サイト対応】
Clipyのインストールはとても簡単で、数分で完了します。ここでは、パッケージ管理ツール「Homebrew」を使った導入手順を紹介します。
Homebrewを使うと、今後のアップデート管理も簡単になるのでおすすめです。
インストールから使い始めるまでの流れを図にすると、次のようになります。
brew install --cask clipyClipy_1.3.0.dmgを取得Clipy.appをApplicationsフォルダへ移動Shift + Command + Vでコピー履歴を呼び出すHomebrewを使った導入手順
HomebrewがまだMacにインストールされていない場合は、先に準備が必要です。すでに導入済みの方は、次のステップに進んでください。
- ターミナルを起動するCommand + SpaceでSpotlight検索を開き、「ターミナル」と入力して起動します。
- インストールコマンドを実行するターミナルに以下のコマンドをコピー&ペーストし、Enterキーを押します。
brew install --cask clipyこれだけでインストール作業は完了です。とても簡単です。
補足: Homebrew未導入の場合は、先に公式サイト(brew.sh)のインストールコマンドを実行してください。
Macの設定や入手方法によっては、初回起動時に「"Clipy.app"は開発元を確認できないため開けません」と表示されることがあります。
その場合は「システム設定 → プライバシーとセキュリティ → このまま開く」から許可してください。
公式サイトから直接ダウンロードする方法
Homebrewを使わない場合は、公式サイト(clipy-app.com)から .dmg ファイルをダウンロードし、Clipy.app を Applications フォルダへドラッグするだけでインストール完了です。
GitHubリリースページ(github.com/Clipy/Clipy/releases)からも同じファイルが取得できます。
初期設定のやり方
インストールが完了したら、Clipyを快適に使うための初期設定を行いましょう。
- Clipyを起動するアプリケーションフォルダからClipyを起動すると、メニューバーにクリップのアイコンが表示されます。
- アクセシビリティの許可最初に、Clipyがキーボード操作を認識できるように、システム環境設定で許可を与える必要があります。「"Clipy"は、このMacを制御するためにアクセシビリティ機能を使用することを求めています。」というダイアログが表示されたら、「"システム設定"を開く」をクリックします。プライバシーとセキュリティの「アクセシビリティ」項目で、Clipyのスイッチをオンにしてください。
- ログイン時の自動起動を設定するMacの起動と同時にClipyが使えるように、自動起動を設定しておくと便利です。メニューバーのClipyアイコンをクリックし、「環境設定」を開きます。「一般」タブにある「ログイン時に起動」にチェックを入れましょう。
- 履歴の保存件数を変更するデフォルトでは履歴の保存件数が30件になっています。作業内容に合わせて、より多くの履歴を保存したい場合は、「環境設定」の「一般」タブで「記憶する履歴の数」の数値を変更します。個人的には100件程度に設定しておくのがおすすめです。【私の検証】MacBook Air M2(メモリ16GB)で履歴サイズを 30→300→1000件と変更してCPU使用率を計測したところ、アイドル時はいずれも0.1%未満、コピー時の瞬間ピークも1%以下でほぼ差はありませんでした。作業スタイルに合わせて最大値近くに設定しても問題ありませんが、画像を大量にコピーする場合はメモリ使用量が増えるため、テキスト中心なら500件前後を目安にしましょう。
以上の初期設定で、Clipyを快適に使う準備が整いました。
Clipyの使い方【履歴・スニペット・ショートカット】
Clipyの基本的な使い方は、「履歴を呼び出して貼り付ける」と「スニペットを登録して貼り付ける」の2つです。
どちらも一度覚えれば、直感的に操作できます。
コピー履歴の確認方法

Clipyの最も基本的な使い方が、コピー履歴の呼び出しです。
- ショートカットキーで履歴を呼び出すデフォルトでは、Shift + Command + Vのショートカットキーでコピー履歴の一覧が表示されます。
- 貼り付けたい項目を選択する表示されたメニューから、貼り付けたいテキストや画像をカーソルキーで選択し、Enterキーを押します。もしくは、項目の先頭に表示されている数字キー(0〜9)を押すことでも、素早く貼り付けが可能です。
たったこれだけの操作で、過去にコピーした内容を何度でも貼り付けられます。これで「あのコピー内容どこ行った?」と探す作業から解放されます。
スニペット登録でよく使うテキストを秒で貼り付ける

- スニペット編集画面を開くメニューバーのClipyアイコンをクリックし、「スニペットを編集」を選択します。
- フォルダを追加する画面上部の「フォルダ追加」ボタンをクリックして、スニペットを管理するためのフォルダを作成します。例えば、「メール定型文」「コード」「個人情報」のように、用途別にフォルダ分けすると管理しやすくなります。
- スニペットを追加する作成したフォルダを選択した状態で、画面上部の「スニペット追加」ボタンをクリックします。表示された入力欄に、登録したいテキスト(メールアドレス、住所、挨拶文など)を貼り付ければ登録完了です。
このスニペット機能を使えば、1日に何十回も入力していた定型文を、わずか数秒で入力できるようになります。
【私の実例】ブログ運営で毎日使っているスニペット5選
- WordPressブロック雛形:
<!-- wp:paragraph --><p></p><!-- /wp:paragraph -->— 記事執筆時に毎回入力していたものを登録し、手入力の手間がなくなった - 自分のメールアドレス・署名: 問い合わせ対応の定型文として
- よく使うbashコマンド:
find . -name "*.log" -mtime +7 -deleteなど - 記事冒頭の定型リード型: 「〜について解説します」の雛形
- ASPの広告タグ: 貼り替えが多いため、記事ごとに使う広告コードを登録
これら5つを登録しただけで、1日あたり約15分の作業短縮になっています(執筆3時間中の計測、2026年6月私の計測)。
ショートカットで素早く呼び出す
Clipyは、履歴やスニペットのメニューを呼び出すためのショートカットキーを自由にカスタマイズできます。
メニューバーのアイコンから「環境設定」→「ショートカット」タブで、履歴・スニペットそれぞれの呼び出しキーを好みの組み合わせに変更できます(既定値は公式リポジトリのソースコード HotKeyService.swift の設定値)。Shift + Command + Vが他アプリと競合するときは、ここで変えるのが手早い方法です。
特に便利なのが、スニペットフォルダごとにショートカットを割り当てる機能です。
例えば「メール定型文」フォルダにControl + Eを割り当てれば、特定の定型文グループに瞬時にアクセスできます。
Clipyの注意点・デメリット
※2026年7月時点の情報です。Clipy本体は2026年6月のv1.3.0で開発が再開されましたが、私のmacOS Sequoia環境では引き続き通常利用に問題ありません。
便利なClipyですが、利用する上で知っておくべき注意点もいくつか存在します。安全に活用するために、必ず確認してください。
Clipyは安全?通信先とデータの扱い
結論として、Clipyは公式リポジトリ(Clipy/Clipy)でソースコードが公開されているMITライセンスのOSSです。公式のプライバシーポリシー(PRIVACY.md、2026年6月4日更新)には、コピー内容やスニペットを外部サービスへ送信しないと明記されています。
そのうえで、確認しておきたい点が3つあります。
- 通信先は限られる: 通信はアップデート確認(
clipy-app.com、Sparkle)と、Firebase(利用状況の計測とクラッシュ報告)が対象と記載されています - 計測は初期設定でオン: Firebase AnalyticsとCrashlyticsは既定で有効で、環境設定からオフにできると記載されています。計測が気になる方は設定を確認してください
- 履歴は暗号化されない: 履歴とスニペットはMac内に保存されますが、暗号化しているとは公式も述べていません。FileVaultの併用が推奨されています
ポリシーの内容は今後変わる可能性があるため、気になる方は公式GitHubのPRIVACY.mdで最新の記載を確認してください。ダウンロードは公式サイト・GitHubリリースページ・Homebrewのいずれかにしておくと安心です。
履歴に残る機密情報と除外アプリ設定
Clipyはコピーした内容をすべて履歴として保存するため、パスワードやクレジットカード番号、個人情報などの機密情報も履歴に残ってしまう可能性があります。
もし第三者があなたのMacを操作した場合、これらの情報が閲覧されるリスクが考えられます。
【実際に起きた例】私は当初この設定を知らず、1Password からパスワードをコピーした履歴が Clipy に残ったままになっていました。
たまたま履歴メニューを開いた時に平文で表示されてゾッとした経験があります。以下の設定は必ず最初に実施してください。
このリスクを回避するために、Clipyには特定のアプリケーションからのコピーを無視する「除外アプリ」設定機能があります。
- メニューバーのアイコンから「環境設定」を開きます。
- 「除外アプリ」タブを選択します。
- 「+」ボタンを押し、履歴に保存したくないアプリケーション(例: 1Passwordなどのパスワード管理ソフト、キーチェーンアクセス)を追加します。
除外アプリ設定を必ず行い、重要な情報がClipyの履歴に残らないように対策しましょう。
他のアプリとの相性
ClipyはほとんどのmacOSアプリケーションと問題なく連携しますが、ごく稀にショートカットキーが他のアプリケーションと競合してしまう場合があります。
例えば、Clipyの履歴呼び出しショートカットShift + Command + Vが、別のアプリで特定の機能に割り当てられていると、意図しない動作を引き起こすかもしれません。
もし競合が発生した場合は、前述した「Clipyの使い方」セクションを参考に、Clipy側のショートカットキーを他のアプリと重複しない組み合わせに変更することで、簡単に解決できます。
Clipyが動かない・アクセシビリティ許可が効かないときの対処法
macOS Sequoia(macOS 15)以降、Clipyのショートカット設定やスニペット編集を開くと終了する、アクセシビリティ権限を許可しても認識されないといった不具合が、GitHubのIssue(#559・#692など)で報告されています。
まだ2018年のバージョン1.2.1(Rosetta 2経由で動作)を使っている場合は、これらの不具合の一因になっている可能性があります。
以下の手順を上から順に試してください。
- v1.3.0への更新をまず試す: 1.2.1のままなら、後述の「Clipyのアップデート方法」を参考にv1.3.0へ更新する。Apple Siliconネイティブ対応版になり、多くの不具合が解消される可能性が高い
- アクセシビリティ権限の再設定: 「システム設定 → プライバシーとセキュリティ → アクセシビリティ」でClipyをいったん削除(−ボタン)し、再度追加(+ボタン)してスイッチをオンにする。macOS 26でv1.3.0へ更新した直後に権限が認識されないケースも、この方法で解消したとGitHub Issue #692で報告されています
- 設定ファイルのリセット: ターミナルで
defaults delete com.clipy-app.Clipyを実行し、Clipyを再起動する。カスタム設定はリセットされるため再設定が必要 - それでも解決しない場合: Apple Siliconにネイティブ対応し活発に開発が続いている Maccy(無料・OSS)への乗り換えも選択肢。ただしスニペット機能はないため、スニペットが必須なら Paste(有料)も候補
Clipyのアップデート方法【v1.3.0への更新手順】
結論から言うと、まだ1.2.1(2018年版)を使っているなら、今すぐv1.3.0へアップデートすべきです。
v1.3.0にはApple Siliconネイティブ対応が含まれており、更新するだけでRosetta 2依存から脱却できます。
「Clipyがずっとアップデートされていない」という状態は2026年6月20日のv1.3.0リリースで解消されました。
いま使っているClipyがv1.3.0かどうかは、メニューバーのClipyアイコンから確認できます。
1.2.1のままの場合は、以下の手順で更新してください。
- Homebrewで入れた場合: ターミナルで
brew upgrade --cask clipyを実行(v1.3.0が取得されます)。ClipyのcaskはHomebrew上で自動更新対応(auto_updates)扱いのため、brew outdated --caskの一覧には出ません。名前を指定して実行するか、一覧に出したいときは--greedyを付けます - 公式サイトから入れた場合: 公式サイト(
clipy-app.com)またはGitHubリリースページ(github.com/Clipy/Clipy/releases)からClipy_1.3.0.dmgをダウンロードし、Applicationsフォルダに上書きインストール - アプリ内から更新する場合: Clipyは更新確認にSparkleを使っているため、アプリ側の更新通知からも更新できます
- v1.3.0では内部データベースがRealmからSQLiteへ移行されるため、更新前にスニペットなど重要なデータはエクスポートしておくと安心です
Clipyの公式情報の確認先は、公式サイト(clipy-app.com)と公式GitHubリポジトリ(Clipy/Clipy)の2つです。
開発が再開されたことで、今後もmacOSのメジャーアップデートに追随したリリースが期待できます。
動作が気になる場合はGitHubのIssuesで同じ報告がないか確認するのが確実です。
Clipyのアンインストール方法
他のツールに乗り換える場合や、不要になった際のアンインストール手順です。履歴データも合わせて削除する方法を紹介します。
- メニューバーのClipyアイコン → 「Clipyを終了」を選択
- Homebrew経由で入れた場合はターミナルで
brew uninstall --cask clipy - 公式サイト経由の場合は
/Applications/Clipy.appをゴミ箱へ - 履歴データも削除するには
~/Library/Application Support/com.clipy-app.Clipy/(v1.3.0以降の履歴・スニペットのデータベース)を削除。旧バージョン(1.2.x)を使っていた場合は~/Library/Application Support/Clipy/が残っていることがあるので、そちらも削除 - 「システム設定 → プライバシーとセキュリティ → アクセシビリティ」から Clipy のチェックを外す
Clipyのおすすめ活用シーン
Clipyの活用方法は、ユーザーの職業や作業内容によって無限に広がります。ここでは、特に効果を実感しやすい2つのシーンを紹介します。
エンジニア・ライターの効率化
日常的に大量のテキストを扱うエンジニアやライターにとって、Clipyはまさに「神ツール」です。
ポイント
- エンジニアの場合よく使うコマンドやコードスニペット、APIキーなどをスニペットに登録しておくことで、開発スピードが大幅に向上します。エラーログや複数のファイルから必要な部分だけを次々にコピーし、後でエディタにまとめて貼り付ける、といった使い方も効率的です。
- ライターの場合記事の構成案、参考資料のURL、引用したい文章、よく使う定型表現などをスニペットや履歴から呼び出すことで、執筆に集中できます。特に、複数の資料を横断しながら記事を作成する際には、Clipyの有無で作業効率に雲泥の差が生まれます。
コピペ以外の定型作業もまとめて減らしたい場合は、Mac標準のlaunchdでコマンドを自動実行する方法も役立ちます。
ビジネス用途での使い方
ビジネスシーンでも、Clipyは強力な武器になります。
ポイント
- メール対応: お客様への返信テンプレートや、署名、自社の住所や電話番号などをスニペットに登録しておけば、メール作成時間を大幅に短縮可能です。
- ドキュメント作成: 報告書や議事録で頻繁に使うフォーマットや専門用語、プロジェクト名などを登録しておけば、入力ミスを防ぎ、資料作成の質とスピードを高められます。
- チームでの活用: Clipyのスニペットは、エクスポート・インポート機能を使ってチームメンバーと共有できます。これにより、チーム内での表現の統一や、新人教育の効率化にも貢献するでしょう。
Clipyのよくある質問(FAQ)
Q1. ClipyはApple Siliconに対応していますか?
A1. はい、v1.3.0(2026年6月20日リリース)以降はApple Siliconにネイティブ対応しており、Rosetta 2は不要です。私のMacBook Air M2(macOS Sequoia)でも快適に動作しています。まだ1.2.1(Rosetta 2経由)を使っている場合は、前述の手順でv1.3.0に更新すればAppleのRosetta 2廃止(macOS 28予定)の影響を受けなくなります。
Q2. Clipyは画像もコピー履歴に残せますか?
A2. はい。テキストだけでなく、スクリーンショットやコピーした画像も履歴に保存されます。ただし画像を大量にコピーするとメモリ使用量が増えるため、画像中心の用途では履歴件数を控えめに設定するのがおすすめです。
Q3. Clipyの履歴はMacを再起動しても残りますか?
A3. はい。Clipyの履歴はローカルに永続保存されるため、Macを再起動しても消えません。ただし履歴件数の上限(デフォルト30件)を超えた古い履歴は自動的に削除されます。
Q4. ClipyとMaccyの違いは?
A4. Clipyはスニペット機能(定型文登録)があり、2026年6月のv1.3.0リリース以降は開発も再開しApple Siliconにネイティブ対応しています。MaccyはApple Siliconにネイティブ対応し以前から活発に開発が続いていますが、スニペット機能はありません(履歴のピン留めのみ)。どちらもネイティブ対応した今は、スニペットが必要ならClipy、シンプルさ重視ならMaccyという好みでの使い分けがおすすめです。
Q5. Clipyは安全ですか?
A5. 公式のプライバシーポリシーでは、コピー内容やスニペットは外部へ送信しないとされています。通信はアップデート確認とFirebase(利用状況の計測・クラッシュ報告)が対象で、Firebaseは初期設定でオンです。履歴は暗号化されないため、パスワード管理アプリは除外アプリに登録してください。
Q6. 「Clippy」と「Clipy」は同じですか?
A6. Mac用のクリップボード管理アプリの綴りは「Clipy」(pは1つ)です。「Clippy」や「クリッピー」で検索されることもありますが、公式サイトはclipy-app.com、公式GitHubはClipy/Clipyです。
Q7. HomebrewでインストールしたClipyはどう更新しますか?
A7. brew upgrade --cask clipyで更新できます。自動更新対応のcaskなのでbrew outdated --caskには出ませんが、名前を指定すれば更新されます。アプリ内の更新通知から更新する方法もあります。
まとめ
この記事では、Macのコピペ作業を劇的に効率化するクリップボード管理ツール「Clipy」について、インストール方法から具体的な活用術まで詳しく解説しました。
Clipyを導入すれば、コピー履歴の上書きに悩まされることなく、定型文の入力を一瞬で終わらせることができます。
これにより、日々の作業時間を短縮し、本来集中すべきクリエイティブな業務にもっと多くの時間を使えるようになります。
無料で利用でき、設定も簡単なClipyは、すべてのMacユーザーにおすすめしたい必須アプリケーションです。
Macでの作業を楽しくするアプリとしては、キーボードの打鍵音を鳴らせるKlackも紹介しています。
Shift + Command + V で履歴が出れば準備完了です。慣れてきたら、上の実例のようにフォルダ分けして増やしていけば十分です。
続きを追う:X(@Tom_Java_Tech) / RSS
途中経過は、また書きます。
| REV. | DATE | 内容 |
|---|---|---|
| 6 | 2026-10-15 | 図解を描き直し(図面のデザインにそろえた) |
| 5 | 2026-10-14 | 一人称と言い回しの表記をそろえた |
| 4 | 2026-10-06 | 記載内容の事実確認と修正 |
| 3 | 2026-09-04 | 2026年9月時点の情報で全体を見直し |
| … ほか1回の改訂 | ||
| 1 | 2025-09-06 | 初版 |




