サブエージェントに記事のリライトを任せたら、最新のはずのHTMLではなく、古い版を土台に書き直されていました。
原因はgit worktreeです。未コミットの変更は、隔離された作業場所には持ち込まれません。
この隔離を土台に、複数のCLIエージェントを並べて動かす。それがOrcaというアプリ。
Orcaとは、Claude CodeやCodexなどを、タスクごとに独立したgit worktreeで並列実行して1つの画面で管理する、オープンソースのデスクトップアプリです。
本体はMITライセンスで無料、費用はエージェント側の契約分だけです。
この記事でわかること
- Orcaでできることと、画面要素への指示、Markdownビューア、セッション履歴などの便利な機能
- 手動のworktree運用やcmux、Supersetと比べた違い
- インストールの流れと、最初に見直す権限設定
- スマホアプリでできること、できないこと
- メモリ消費などの注意点と、向く人・まだ早い人
PARTS LIST /目次
Orcaとは?ADEの定義と押さえたい前提
Orcaは、複数のAIエージェントを同時に走らせ、進み具合とレビューを1つの画面に集めるアプリです。リポジトリ(stablyai/orca)は2026年3月17日に作られ、2026年9月21日時点でスターが7万を超えています。
OrcaはClaude Codeなどのエージェントを動かす側のアプリです。Claude Code自体の使い方は、Claude Code使い方|導入から実践活用までで先に押さえておくと迷いません。
ADE(エージェント開発環境)とは
ADEはAgent Development Environmentの略です。エディタにAIを足すIDEとは逆で、エージェントの実行と監督が画面の主役になります。
Orcaがやらないこと
公式ドキュメントは、Orcaでないものを3つ挙げています。
- AIモデルではない:ClaudeやCodexのサブスクリプションは自分で用意する
- gitの置き換えではない:各worktreeは本物のgit worktreeで、通常のgitコマンドが使える
- マネージドなVPS製品ではない:リモート実行はできるが、クラウドのアカウントは自分で管理する
料金は無料で費用はエージェント側
Orca本体に利用料はありません。お金がかかるのは、Claude CodeやCodexの契約です。並列で回すほど、利用枠の減りも早くなります。
Orcaでできることと便利な機能の一覧
Orcaはworktreeの並列実行を軸に、エディタ、ブラウザ、Git、課題管理、リモート、スマホまでを1つのアプリに入れています。ターミナルとエディタとブラウザを行き来する作業が、1つのウィンドウで済むのが特徴です。
できることの全体像
作業が楽になる小さな便利機能
worktreeが増えるほど横断検索が効く。ショートカットは、Settings → Shortcuts で割り当てを変えられます。
Markdownビューアとしても使える
エージェントは、計画書やREADMEをMarkdownで書きます。Orcaは、その読み書きを同じ画面で済ませられる。
Markdownはリッチ表示で開き、見出し、リスト、コードブロック、コールアウト、画像、Mermaid図を整形して読めます。
編集は、空行で / を打つとスラッシュメニューが開き、トグルブロックなどを挿入できる。表はTabキーでセルを移動し、Enterで行を足せます。
Cmd-Shift-M で、リッチ表示と生のMarkdown編集を切り替えられます。
プランドキュメントやREADMEは、相対リンクをたどって別の文書へ移れる。
600KBを超えるファイルは、応答性を保つため生の編集画面で開き、「Open anyway」でリッチ表示に切り替えます。
読むだけでなく、書き込みも支えます。ファイルは、フォーカスが外れたときと短い待機のあとに自動で保存され、未保存の印は出ません。
エディタタブの変更ビューでは、HEADの版と作業中の内容を並べて比べられる。
左のファイルエクスプローラーは、エージェントの変更を即座に反映し、Gitの状態(未追跡、変更済み、ステージ済み)で色分けします。
FinderやExplorerからのドロップで、ファイルをコピーできる。エージェントのターミナルへドロップすると、ファイルパスがプロンプトに入ります。
画像は、Markdownエディタへドロップするとカーソル位置に入る。
構文ハイライトは、Monacoが標準で対応する言語に限られます。型チェッカーやリンターは、ターミナルのペインで動かす設計です。
手動運用や他ツールと比べて何が便利か
並列運用そのものは、Orcaがなくてもできる。git worktreeとターミナルのタブがあれば足ります。Orcaが引き受けるのは、worktreeの用意から、状態の確認、レビューの返送までの細かい手間です。
git worktreeの手動運用との違い
この手間を感じていないなら、Orcaを入れる理由は薄いままです。
cmuxやSupersetとの違い
同じ領域には、性格の違うツールがいくつかあります。以下は2026年9月時点の公式情報です。
ターミナルだけで足りるならcmux、定期実行や有料プランまで含めて見るならSuperset。
MITライセンスで3つのOSに対応する並列環境が欲しいなら、Orcaが候補に入ります。
Orcaのインストール手順と初回設定
インストールは、公式サイト(onOrca.dev)からのダウンロードか、Homebrewなどのパッケージマネージャーで行います。最初に見直したいのは、エージェントの権限設定です。Orcaは既定で権限確認を省く設定にするため、初回のうちに手を入れておくと安心です。
macOS・Windows・Linuxの入れ方
# macOS(Homebrew)
brew install --cask stablyai/orca/orca
# Arch Linux(AUR)
yay -S stably-orca-bin
Linuxの起動コマンドが orca-ide なのは、スクリーンリーダーのGNOME Orcaと名前がぶつかるためです。
導入の流れは公式ドキュメントの手順に沿っています。画面は実機で確認していません。
step
1Orcaをインストールして起動する
上の表のどれかで入れる。
step
2git管理下のリポジトリを登録する
worktreeはgitの機能なので、git管理下のフォルダが前提です。
step
3worktreeを作成する
作成元は、ベースのブランチ、別のローカルブランチ、コミット、リモートブランチから選べる。作成はバックグラウンドで進み、進捗はサイドバーに出ます。
step
4エージェントを選んでプロンプトを送る
契約済みのCLI(Claude CodeやCodexなど)を選ぶ。CLI自体は、事前に自分で入れておく必要があります。
権限バイパスの初期値を確認する
Orcaは起動時、各CLIの権限確認を省くフラグを自動で付ける。
Claude Codeなら --dangerously-skip-permissions、そのほかのプリセットは --yolo などです。
worktreeはサンドボックスではありません
worktreeはgitの作業ツリーで、ファイルやネットワークへのアクセスを閉じ込める仕組みではありません。権限確認を省いたエージェントは、作業場所の外も触れます。Settings → Agents でManualに切り替えると、各エージェントの承認フローが残ります。
権限モードはYoloとManualの2つです。Yoloは権限の確認が減り、Manualは各エージェント自身の承認フローが残ります。typo修正のような定型変更はYolo、スキーマ変更や認証まわりのように失敗の被害が大きい作業はManualが向きます。
worktreeでエージェントを動かす基本操作
Orcaの操作は、worktreeを作り、エージェントを走らせ、色とInboxで様子を見る、の繰り返しです。1タスクにつき1worktreeが基本で、状態はアイコンと通知で追えるため、タブを順に開いて確かめる作業はほとんど要りません。
タスク1つにworktree1つの考え方
git worktreeは、1つのリポジトリから別ディレクトリに作業ツリーを増やす、gitの標準機能です。
ブランチごとに独立した作業場所を持つため、エージェント同士がファイルを上書きし合いません。
冒頭の事故は、この仕組みが原因でした。worktreeは作成元のコミットから作られるので、未コミットの変更は届きません。
私のケースでは、コミット前の最新HTMLを持たない作業場所で、エージェントが古い版を読んでいました。
Orcaのworktreeも本物のgit worktreeです。依頼前に、必要な変更をコミットしておくのが安全です。
状態アイコンでエージェントの様子を読む
状態は、ターミナルのタイトル信号とエージェントのフックから自動で検出されます。入力待ちの件数は、サイドバーの「Needs You」で追えます。
3エージェントで同じ課題を競わせる
公式チュートリアルには、3つのエージェントに同じ課題を渡して、結果を比べる使い方があります。
1つのプロンプトを複数のエージェントへ一斉に送るfan out機能もあり、READMEは5エージェントへの展開を例に挙げています。
出力を並べて比べられるので、モデルごとの得意不得意を見たいときに向く。
Claude Codeのセッション履歴から再開する
Orcaの右サイドバーには、Agentsタブの「Agent Session History」があります。
対応エージェントが残したトランスクリプトを読み込み、過去のセッションを一覧、検索、再開できます。
検索の軸は、セッションのタイトル、作業ディレクトリ、ブランチ、モデル、会話のプレビューです。
表示範囲は、Workspace、Project、Allの3段階で切り替える。
~/.claude の履歴を読むため、素のターミナルで始めたセッションも一覧に出ます。
Claude Codeの会話内容そのものが再起動後に戻るかは、公式に明記がありません。会話の再開は、履歴のResumeを使います。
リモートのworkspaceでは、履歴を見られても再開はできません。再開のコマンドは、Orcaを表示しているマシンで動くためです。
素のClaude Codeでの再開手順は、下の記事にまとめています。
レビューと通知で評価される2機能
並列運用で詰まりやすいのは、実行よりも確認の作業です。エージェントが増えるほど、どれが終わり、どこで止まり、どの差分を見るべきかを追う負担が膨らみます。Orcaは、その確認をレビューと通知の2機能で支えます。
Annotate AI Diffでコメントをまとめて返す
Orca内のdiffビューアで、差分の行にMarkdown形式のコメントを付けられます。
付けたコメントは、複数まとめて1回でエージェントへ返送できる。
GitHub上でPRレビューを往復する手順が要らず、レビュー中に見つけた点を一括で直させる流れが、Orcaの中で完結します。
通知とInboxで割り込みを減らす
プロンプトが戻った見た目だけでは、完了なのか質問待ちなのか区別がつきません。Orcaは、完了と入力待ちを別の状態として持ちます。
- エージェントが作業中からアイドルに変わると、システム通知、サウンド、worktreeのチップで知らせる(Agent-finished pings)
- ヘッダーのベルに全worktreeの未読が出て、クリックで該当のworktreeとペインへ移動できる(Persistent bell)
- macOSでは、Dockアイコンにも未読数が出る
- 右クリックで、通知を未読に戻せる(Mark unread)
- 通知の種類ごとに、システム通知、サウンド、チップを切り替えられ、カスタム音声も選べる
Design Mode・CLI・リモート実行の使いどころ
Design Mode、CLI、リモート実行は、フロントエンド開発、自動化、長時間タスクを抱える人ほど効く機能です。リモート実行は、手元のPCを閉じても処理を続けたいときの選択肢で、CLIは、エージェント自身にOrcaを操作させたいときに使います。
Design Modeで画面要素を伝える
Orcaはworktreeごとに、アドレスバー、履歴、devtoolsを備えた独立のChromiumを持つ。
ツールバーのトグルをオンにすると、カーソルが要素のピッカーに変わり、指した要素が強調されます。
クリックすると、次の4つが1つの添付になり、エージェントのチャットへ渡ります。
- 要素の外側のHTMLと、周辺のコード
- 色、フォント、余白を含む計算済みCSS
- 要素を切り抜いたスクリーンショット
- 対応するソースのファイルと行(開発モードのsource mapが使えるとき)
修正の内容は、添付を付けたプロンプトに文章で書く。要素の位置とソースが添付されるため、「この余白を詰めて」で通じます。
変更前に、ページ上へ複数の注釈を残せる。各注釈は、編集、保存、取り消しができます。
エージェントが編集を終えると、Orcaが自動で再読み込みする。同じ要素をもう一度クリックして、結果を確かめられます。
セレクタを調べ、スクリーンショットを撮り、ファイルを貼る往復が、クリック1回で済みます。
エージェントに画面の要素を操作させる
向きが逆の使い方もあります。エージェント自身が、Orca内のブラウザの要素をクリックし、文字を入力する。
使うのは、orca snapshot、orca click、orca fill などのコマンドです。同じタブ、同じセッションで動きます。
ブラウザの外は、Computer useが担います。アクセシビリティツリーとスクリーンショットを使い、Safariなどのデスクトップアプリを、クリック、文字入力、スクロール、ドラッグで操作する。
動きは、状態の取得、操作、再取得での検証の繰り返しです。macOSでは、アクセシビリティとScreen Recordingの権限が要ります。
エージェントにComputer useを使わせるには、Orcaが配布している computer-use スキルを、エージェントに入れておく必要があります。スキルが入っていないと、エージェントはデスクトップアプリを操作するコマンド(orca computer)を使うべき場面だと判断できません。
入れ方は2通りです。Orcaの設定画面から入れるか、npx skills add で入れます。公式ドキュメントによると、最初のエージェント設定では、orca-cli、orchestrationと一緒に入ることが多いとされています。
以下は公式ドキュメント(Computer use、Skills registry)の記載に沿った例で、私は実行していません。
# computer-useスキルをエージェントに入れる
npx skills add https://github.com/stablyai/orca --skill computer-use --global
# 権限と対応状況を確認
orca computer permissions --json
orca computer capabilities --json
# 状態の取得 → 操作 → 再取得
orca computer list-apps --json
orca computer get-app-state --app com.apple.Safari --json
orca computer click --app com.apple.Safari --element-index 42 --json
permissions で足りない権限が出たら、システム設定で「Orca Computer Use」にアクセシビリティとScreen Recordingを許可し、もう一度確認します。--element-index の番号は直前の get-app-state の結果でしか通用しないため、画面が変わったら状態を取り直します。
orca CLIでworktree操作を自動化
CLIは設定画面で登録します。登録後は、シェルやエージェントからOrcaを操作できます。
以下は公式リファレンスの記載に沿った例で、私は実行していません。<terminal> には、対象のターミナルを指定します。
# worktreeの一覧をJSONで取得
orca worktree ps --json
# 端末にテキストを送って実行
orca terminal send --terminal <terminal> --text "continue" --enter --json
# エージェントが入力待ちに戻るまで最大300秒待つ
orca terminal wait --terminal <terminal> --for tui-idle --timeout-ms 300000 --json
# Orcaの状態をJSONで取得
orca status --json
terminal wait は、送信直後に次の指示が滑る問題を防ぐ、同期用のコマンドです。
エージェント自身がOrcaを操作する使い方もあります。orca worktree create には、エージェントを指定する --agent、初期の指示を渡す --prompt、セットアップの扱いを決める --setup(run、skip、inherit)があります。
SSHとモバイルで手元から切り離す
リモートのworktreeを登録すると、接続が切れても、リモート側のエージェントは止まりません。Orcaが再接続し、出力を再生して画面を戻します。
デスクトップのアプリを閉じても、既定の5分間は、再接続すればセッションが復元されます。
リモート環境の用意と費用は自前です。常時稼働のマシンにランタイムを置くRemote Orca Serverなら、ノートPCを閉じても処理が続き、ノートPC、ブラウザ、スマホから接続できます。
外出先から見守りたいだけなら、SSHよりスマホアプリのほうが手軽。
スマホアプリ(モバイルコンパニオン)でできること
Orcaのスマホアプリは、デスクトップで動くエージェントを、外出先から見守って返信するための遠隔操作アプリです。公式ドキュメントは、意図してフルのエディタにはしていないと明記しています。状態を見て、入力待ちに返事をし、変更をコミットするところまでが守備範囲です。
スマホアプリの入手先とベータ状態
iOSはApp Storeの「Orca IDE」、AndroidはGitHub ReleasesのAPKから入れます。Androidは、Google Playを介さず手動で入れる方式です。
2026年9月21日時点で、公式ドキュメントはモバイルアプリをベータ版と位置づけています。
ペアリングの流れと接続方式
step
1デスクトップのアカウントメニューを開く
ペアリング用のワンタイムコードを生成します。有効期限は数分です。
step
2スマホアプリでペアリングを選ぶ
生成したコードを入力します。
step
3接続方式を選ぶ
公式ドキュメントが挙げる接続方式は、次の3つです。
LANなどの直接接続は、デスクトップを閉じると切れ、開き直すまで戻りません。スマホは窓口で、エージェントの実行を握っているのはデスクトップです。
スマホからできる操作とできない操作
返信はマイクボタンの音声入力でもできます。移動中に「続けて」と一言返す使い方に向く。
完了のpush通知は、Orcaのpushサービス経由でiOSとAndroidへ配信する仕組みが、2026年9月11日に取り込まれました。直後に一時的な差し戻しの予定も記されており、公式ドキュメントにはまだ記載がありません。動作は最新版で確かめる必要があります。
導入前に知っておきたい注意点
Orcaで先に詰まるのは、機能ではなく資源と運用です。特にメモリは、動かすエージェントの数に応じて膨らみます。更新の速いプロジェクトなので、設定や挙動が変わる可能性も見込む。次の表の数字は、報告値や公式の記述で、環境によって変わります。
並列台数に比例するメモリ消費
メモリが限られたマシンでは、並列数を絞るのが現実的です。
対策として、完了済みで直近の入力がないエージェントを休止する機能(Settings → Experimental)があります。既定は30分のアイドルで、設定範囲は1分から24時間です。
再開は claude --resume <id> で、会話履歴と作業ディレクトリが戻ります。
台数が増えるほど増えるレビュー負荷
並列にして増えるのは、メモリだけではありません。レビューするdiff、通知、利用枠の消費も、台数に比例して増えます。
レビューは人間に残る作業です。並列の上限を決めるのはOrcaではなく、自分の確認の速さになります。
Orcaにできるのは、通知と一括返送で、その負担を軽くするところまでです。
Orcaを入れるべき人・まだ早い人
Orcaが効くかどうかは、いまの作業のどこで手が止まっているかで決まります。手動運用でも困っていない人には、入れる手間のほうが大きい。迷うときは、いまの並列度と、確認にかかっている時間で決めます。下の2つが目安です。
向いている人の条件
試す順序と最初の対策
試す順序は、まず1体のエージェントで足りているかの確認です。worktreeの手動運用で手が止まった時点が、Orcaの出番になります。
冒頭の事故は、Orcaを入れても防げません。並列にする前に、依頼するファイルをコミットしておくのが最初の対策です。
Orcaのよくある質問
Orcaの導入前によく出る疑問に、2026年9月21日時点の公式のREADMEとドキュメントで確認できた範囲で答えます。設定画面の名称などは、更新で変わる可能性があります。実機での動作確認は含みません。
Q1. Orcaとは何ですか?
A1. Orcaとは、Claude CodeやCodexなどのCLIエージェントを、タスクごとの独立したgit worktreeで並列実行し、1つの画面で管理するMITライセンスのデスクトップアプリです。GitHubのstablyai/orcaで公開されています。
Q2. Orcaは無料で使えますか?
A2. はい、本体は無料です。MITライセンスのオープンソースで、かかる費用はClaude CodeやCodexなど、エージェント側の契約分だけです。
Q3. 画面の要素を指定してエージェントに指示できますか?
A3. はい。Design Modeをオンにして要素をクリックすると、外側のHTML、計算済みCSS、スクリーンショット、対応するソース行が添付され、エージェントへ渡ります。逆に、エージェントがOrca内のブラウザの要素を操作する機能もあります。
Q4. OrcaはMarkdownビューアとして使えますか?
A4. はい。Markdownをリッチ表示で読み書きでき、Mermaid図もその場で描画されます。HTML、PDF、画像、CSV、Jupyterのビューアも備え、Cmd-Shift-Mでリッチ表示と生のMarkdown編集を切り替えられます。
Q5. メモリはどれくらい必要ですか?
A5. 待機時で400〜800MB、5エージェントの並列時で約10GBの報告があります。メモリが限られたマシンでは、並列数を絞るのが現実的です。
Q6. 権限バイパスは危険ですか?
A6. Orcaは起動時に、プリセットのエージェントへ権限確認を省くフラグを自動で付けます。worktreeはファイルやネットワークを閉じ込める仕組みではないため、失敗の被害が大きい作業は、Settings → Agents でManualに切り替えます。
Q7. Orcaにスマホアプリはありますか?
A7. はい。iOSはApp Storeの「Orca IDE」、AndroidはGitHub ReleasesのAPKで入手できます。エージェントの状態確認、入力待ちへの返信、stageとcommitが可能です。ワンタイムコードでペアリングし、2026年9月時点ではベータ版です。スマホだけでは使えず、デスクトップのOrcaを遠隔操作する窓口です。
Q8. Claude Codeのセッション履歴をOrcaで見られますか?
A8. はい。右サイドバーのAgent Session Historyで、Claudeを含む対応エージェントの過去セッションを一覧、検索、再開できます。~/.claude の履歴を読むため、素のターミナルで始めたセッションも表示されます。リモートのworkspaceでは、閲覧のみで再開はできません。
| REV. | DATE | 内容 |
|---|---|---|
| 2 | 2026-10-16 | 図解を描き直し(図面のデザインにそろえた) |
| 1 | 2026-09-21 | 初版 |






