Macのストレージが10GBも増え、見覚えのないclaudevm.bundleにたどり着いた。私もその一人です。
claudevm.bundle(フォルダ名はvm_bundles)は、Claude DesktopのCowork機能が作る約10GBのUbuntu仮想マシンです。削除しても安全で、secureVmFeaturesEnabledをfalseにすれば復活も防げます。
In short: claudevm.bundle is a ~10GB Ubuntu VM that Claude Desktop creates in vm_bundles. Safe to delete.
この記事でわかること
- claudevm.bundleとvm_bundlesフォルダの正体(Cowork用のUbuntu仮想マシン)
- 削除しても安全な理由と、実際に空く容量
- claude_desktop_config.jsonの
secureVmFeaturesEnabled設定で復活を阻止する手順 - 2026年9月のChat・Cowork統合後に気をつけたいこと
PARTS LIST /目次
claudevm.bundleとvm_bundlesとは?正体はCoworkのVM
claudevm.bundleとは、Claude Desktop(claude.aiのMac/Windowsアプリ)のCowork機能が使う仮想マシンのディスクイメージ一式です。
保存場所はMacなら ~/Library/Application Support/Claude/vm_bundles/ で、サイズは約10GB。
私の環境では9.8GBでした。
なお、CoworkはClaude Desktop版に加えて2026年7月7日にWeb版(claude.ai)・モバイル版(iOS/Android)にも拡大しました。
本記事のclaudevm.bundle問題は、ローカルにVMを作るDesktop版特有の現象です。
rm -rf。約10GBが空くsecureVmFeaturesEnabled: false を追記 → 保存してClaudeを再起動vm_bundles/~/Library/Application Support/Claude/ の中claudevm.bundleCowork機能用のUbuntu仮想マシンrootfs.imgUbuntuのシステムディスク本体sessiondata.img作業データの保存領域machineIdentifierVMの識別子ウイルスでも壊れたキャッシュでもありません。Anthropicが意図して作っている正規のファイルです。
ただ、ユーザーへの断りなく10GBを消費するのはさすがに行儀が悪いですよね。
実際、GitHubのanthropics/claude-codeリポジトリには関連Issueが複数立っており(例: #65577「grows unboundedly and is never reclaimed」、#47395「VM bundle uses 11.3 GB」)、世界中で同じ悲鳴が上がっています。
vm_bundlesフォルダの中身はUbuntuの仮想マシンディスク
bundleの中身を覗くと、正体が一発で分かります。私の環境で確認した構成は以下のとおりでした。
rootfs.imgの中にはUbuntuに加えて、Node.jsやPython、LibreOfficeまで入っています。
つまりclaudevm.bundleは「MacのなかにもうひとつフルスペックのLinuxマシンがある」状態。そりゃ10GBにもなります。
2026年10月にClaude Desktop 2.19675.0(Mac)で再確認したところ、vm_bundles の中身は claudevm.bundle フォルダと空の warm フォルダでした。claudevm.bundleには上の表のファイルに加えて、起動用の initrd(約28MB)・vmlinuz(約59MB)・efivars.fd もありました。du -sh での合計は10Gで、rootfs.imgの大きさは10GiB(10737418240バイト)でした。
なぜ容量が増え続けるのか
rootfs.img(Ubuntuのシステムディスク本体)は、VMの利用に合わせて大きくなっていくディスクイメージです。私の環境ではFinderの表示どおり約10GBが実際に確保されていました。Cowork内でファイル操作やパッケージのインストールを重ねるほど、実使用量が増えていきます。
GitHubのIssue #65577では「grows unboundedly and is never reclaimed(無制限に肥大化し続け、回収されない)」と報告されています。一度削除しても、使い続ければ再び10GBを超えるケースがあります。
対処法は「削除」か「claude_desktop_config.jsonで無効化」のどちらかです(手順は後半)。
使用頻度が高いなら定期的な削除、Coworkをあまり使わないなら無効化してしまうのが現実的な選択です。
なぜ勝手に作られるのか
作られる理由はセキュリティです。
CoworkはClaudeにファイル操作やコード実行を任せる機能で、AIが生成したコードをMac上で直接動かすのは危険が伴います。
そこで隔離された仮想マシンの中で実行し、ホストのMacには手を出せない設計にしています。
思想としては真っ当です。むしろサンドボックスなしで動かすほうが怖い。
問題は、その代償として10GBが「いつの間にか」消費される点と、事前の説明がほぼない点にあります。256GBのMacBookなら全体の約4%。無視できる量ではありません。
Coworkが重い?CPU・メモリへの影響
VMはCoworkの実行中、ホストMacのCPU・メモリリソースも消費します。
コミュニティでも、Coworkを多用するとMac全体が重くなるという報告があります。
気になる場合は、アクティビティモニタでVMプロセスのCPU・メモリ使用率を確認してみてください。
不要と判断したら、後述のclaude_desktop_config.jsonでVM機能自体を無効化するのが根本対策です。
「Claude DesktopとClaude Code(CLI)は何が違うのか」も混同しやすいポイントなので、あわせて整理しておくと理解が深まります。
2026年9月のChat・Cowork統合で何が変わる?
Anthropicは2026年9月16日、ClaudeアプリのChatとCoworkを1つに統合すると発表しました。Pro・Maxプランから数週間かけて順次展開され、Team・Freeプランも後に続く予定です。
統合後は「Chat」「Cowork」を切り替えるトグルがなくなり、タスクに何が必要かをClaude自身が判断します。
発表ではローカルVMの扱いに触れていません。ただ、自分でCoworkを選ばなくてもファイル操作を伴うタスクが動く以上、Desktop版でvm_bundlesが作られる場面は増えると見ておくのが安全です。
統合が自分のアカウントに届いたら、一度 du でvm_bundlesのサイズを確認しておきましょう(確認コマンドは次の章で紹介します)。
claudevm.bundleは削除しても大丈夫?
結論、削除しても大丈夫です。私も実際に消しましたが、Claude Desktopのチャットも設定もまったく無事でした。
claudevm.bundleはCowork専用の実行環境で、アプリ本体のデータとは完全に分かれているためです。
チャット履歴・設定への影響はなし
チャット履歴はAnthropicのサーバー側に保存されているため、ローカルのVMを消しても影響しません。
アプリの設定ファイルもvm_bundlesの外にあります。
唯一消えるのは、Coworkの作業セッションでVM内に残していたデータ(sessiondata.img)だけ。
Coworkを使っていない、または作業結果をすでにMac側へ保存済みなら、失うものはゼロです。
削除で実際に空く容量はどれくらい?
目安は約10GBです。ただし注意が1点あります。rootfs.imgはスパースファイル(実際の使用分だけディスクを消費する形式)の場合があります。Finderの表示上は10GBでも、実際に空くのはそれより少ないかもしれません。
私の環境では du コマンドの実測で9.8GBを消費していたので、ほぼ表示どおり空きました。
環境によっては21GB消費していた報告もあるため、まず自分の環境のサイズを確認するのがおすすめです。
# 実際のディスク消費量を確認
du -sh ~/Library/Application\ Support/Claude/vm_bundles
私の環境での実行結果は次のとおりでした。
9.8G /Users/xxx/Library/Application Support/Claude/vm_bundles
claudevm.bundleはどう削除する?2ステップで完了
削除は「アプリを終了してからフォルダごと消す」の2ステップで完了します。
Claude Desktopが起動したままだとVMのファイルを掴んでいる場合があるため、先にアプリを完全終了させるのがポイントです。
サイズ確認から復活阻止までの流れを図にすると、次のとおりです。
du でvm_bundlesのサイズを確認そもそも何GB食っているかを把握する~/Library/Application Support/Claude/vm_bundles/ を rm -rfWindows:AppData の Roaming と Local\Packages 配下の両方を確認して削除
Macでの削除コマンド
Claude Desktopを終了(Cmd+Q)したら、ターミナルで以下を実行します。
# vm_bundlesフォルダごと削除
rm -rf ~/Library/Application\ Support/Claude/vm_bundles
ターミナルが苦手なら、Finderで ~/Library/Application Support/Claude/ を開いてvm_bundlesフォルダをゴミ箱に入れてもOKです。
Libraryフォルダは隠しフォルダなので、Finderで「Cmd+Shift+G」を押してパスを直接入力すると開けます。
Windowsでの削除場所
Windows版のClaude Desktopでも同様のVMが作られます。
標準インストール版は %APPDATA%\Claude\vm_bundles(通常は C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Claude\vm_bundles)です。
ただし、インストール方法によっては別のパス(C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Packages\Claude_pzs8sxrjxfjjc\LocalCache\Roaming\Claude\vm_bundles)に作られます。
保存先の違いはバグではありません。MSIX形式でパッケージされたアプリは、AppDataへの書き込みがLocal\Packages配下のアプリ専用の場所へリダイレクトされるWindowsの仕組みがあり、実体がそちらに作られることがあります。
片方で見つからなければ、%APPDATA%\Claude\vm_bundles(Roaming)とLocal\Packages配下の両方を確認してください。
エクスプローラーのアドレスバーに %APPDATA%\Claude と入力すれば直接開けるので、vm_bundlesフォルダを削除してください。
復活を阻止する設定方法
削除だけでは不十分です。Coworkに関わる機能が動くとVMは自動で再作成されるため、「消した翌日に10GB復活していた」報告が複数あります。
復活を阻止するには、Claude Desktopの設定ファイルでVM機能そのものを無効化します。
secureVmFeaturesEnabled: false も追記secureVmFeaturesEnabledとは?falseにする手順
{
"preferences": {
"secureVmFeaturesEnabled": false // ← ここを追記してVMを無効化
}
}
Claude Desktopを終了した状態で、~/Library/Application Support/Claude/claude_desktop_config.json を開きます。preferencesに secureVmFeaturesEnabled: false を追加すれば設定完了です。
secureVmFeaturesEnabled は、Claude Desktopがpreferencesで読むVM機能(Coworkなど)のオン・オフ用の設定項目です。2026年10月にClaude Desktop 2.19675.0(Mac)のアプリ本体を確認すると、この項目は設定として定義されていて、既定値はtrue(有効)でした。falseにした場合は「Enable the secureVmFeaturesEnabled preference to use this feature.」と案内する処理も入っています。
{
"preferences": {
"secureVmFeaturesEnabled": false
}
}
すでにclaude_desktop_config.jsonに他の設定がある場合は、丸ごと置き換えず、preferencesの中にこのキーだけ追記してください。
JSONはカンマの位置ひとつでアプリが設定を読めなくなります。
編集後に保存したら、Claude Desktopを起動して正常に動くか確認しておくと安心です。
secureVmFeaturesEnabledをfalseにしてからは、私の環境ではvm_bundlesが再作成されていません。
トレードオフとして、CoworkのようにサンドボックスVMを使う機能は動かなくなります。
私はコード実行はClaude Code(CLI)側でやる派なので、Desktop側のVMは不要と割り切りました。
Coworkを使いたくなったらfalseをtrueに戻すだけです。
なお、ChatとCoworkが統合されたアカウントでは、VMを使うタスク(ファイル操作やコード実行など)もDesktop版では動かなくなると考えてください。チャットだけで十分な人向けの設定です。
Windowsはポリシー(レジストリ)でも無効化できる
Windows版の設定ファイルは %APPDATA%\Claude\claude_desktop_config.json です。Mac版と同じくpreferencesに secureVmFeaturesEnabled: false を追記します。
会社PCなど管理者権限で一括管理したい場合は、Claude Desktopが読み込むポリシー用レジストリ(HKLM\SOFTWARE\Policies\Claude)でも止められます。値の名前は secureVmFeaturesEnabled、種類はDWORD、データは 0 です。
設定後に起動すると、Cowork関連の画面に「This feature is not currently enabled」と表示され、VMは起動しなくなります。Windows環境での挙動は、海外の利用者による検証報告をもとにしています。
chmodで固める方法とどっちがいい?
復活防止には、フォルダを読み取り専用にして書き込みを物理的に防ぐ方法もあります。空のvm_bundlesフォルダを作り直して chmod 444 をかける力技です。両者を比較すると以下のとおりです。
おすすめはclaude_desktop_config.json方式です。アプリが「VM機能は無効」と認識したうえで作らなくなるので、動作が安定します。
chmod方式は、アプリが書き込み失敗を想定していないとエラーの原因になります。claude_desktop_config.jsonが効かなかったときの最終手段と考えてください。
よくある質問(FAQ)
claudevm.bundleについて、検索されやすい疑問をまとめました。
Q1. claudevm.bundleとは何ですか?
Claude DesktopのCowork機能が使うUbuntu仮想マシンのディスクイメージです。AIのコード実行をMac本体から隔離するためのサンドボックスで、約10GBを消費します。
Q2. 削除するとチャット履歴は消えますか?
消えません。チャット履歴はサーバー側に保存されており、ローカルのVMとは無関係です。消えるのはCoworkのVM内に残した作業データだけです。
Q3. Coworkを使った覚えがないのに作られていました。なぜ?
Cowork関連機能の初期化やウォームアップ(事前準備)でVMが作成される場合があるためです。使った覚えがなくても作られる挙動は、GitHub Issueでも報告されています。
Q4. 削除したのに復活しました。どうすれば?
claude_desktop_config.jsonのpreferencesに secureVmFeaturesEnabled: false を追加してください。VM機能自体が無効になり、再作成されなくなります。
Q5. Claude Code(CLI)にも影響しますか?
影響しません。ターミナルで動くClaude CodeはこのVMを使わない別の仕組みです。claude_desktop_config.jsonの変更後も普段どおり使えます。
Q6. vm_bundlesフォルダとは何ですか?消してもいいですか?
vm_bundlesは、claudevm.bundleを置くフォルダの名前です(Macは ~/Library/Application Support/Claude/vm_bundles)。中身はCoworkのVMだけなので、Claude Desktopを終了してから消しても、チャット履歴や設定は消えません。
まとめ:10GBを取り戻して復活も防ぐ
claudevm.bundle問題の対処は「正体を知る→消す→止める」の3段階でした。要点を振り返ります。
- claudevm.bundleはCowork用のUbuntu VMで、約10GBを消費する
- 削除してもチャット履歴・設定は無事。
rm -rfでvm_bundlesごと消してよい - 削除だけだと復活する。claude_desktop_config.jsonの
secureVmFeaturesEnabled: falseで阻止する - Coworkを使いたくなったら設定をtrueに戻すだけで復帰できる
サンドボックスで安全性を確保する設計自体は好感が持てるだけに、せめてインストール時に「10GB使いますよ」と一言ほしかったところです。
とはいえ対処法さえ知っていれば怖くありません。Anthropic側もIssueを把握しており、今後の公式アップデートで改善される可能性はあります。
ただし2026年9月時点でも、肥大化を報告したIssue #65577はオープンのままで、正式な修正発表はありません。ChatとCoworkの統合でVMが作られる場面も増えそうなので、本記事の手順で対処するのが確実です。
ストレージの「その他」が謎に膨らんでいる方は、まずvm_bundlesのサイズ確認から始めてみてください。
| REV. | DATE | 内容 |
|---|---|---|
| 4 | 2026-10-21 | 同じ説明の繰り返しを減らし、読みやすく整えた |
| 3 | 2026-10-15 | 図解を描き直し(図面のデザインにそろえた) |
| 2 | 2026-08-28 | 2026年8月時点の情報で全体を見直し(古い記述を4件更新) |
| 1 | 2026-07-12 | 初版 |




