前回の制作ログで「作っている途中です」と書いた対戦ゲーム「召喚士たちの戦場」を、itch.io(インディーゲームの配布サイト)で無料公開しました。Windows 版で、ダウンロードしてすぐ遊べます。
作り始めたのが2026年9月26日、公開したのが10月17日。ちょうど3週間です。作品名から「(仮)」も外しました。
この記事では、前回から何が変わったのか、そして人に配る前に何を確かめたのかを書きます。自分で作ったゲームを公開してみたい人には、確認の手順がそのまま使えるはずです。
▶ 遊んでみる:itch.io のページ(無料・Windows)
PARTS LIST /目次
どんなゲームか|3分でタワーを壊し合う
キャラクターを召喚して、相手のタワーを壊したほうが勝ち。1試合は3分です。
レベル・装備・強化は一切ありません。全員が同じ性能のキャラクターを使うので、勝ち負けを分けるのは「何を・いつ・どこに出し、どう支えるか」だけ。ここは前回から変えていません。
| 項目 | 数 |
|---|---|
| キャラクター | 52人 |
| ステージ | 40 |
| イベント | 8 |
| 秘術(召喚士の切り札) | 5 |
| 称号 | 28 |
| GDScript | 69ファイル・約2万8千行 |
前回からは、初めて遊ぶ人向けのチュートリアル、英語表示、ゲームパッド操作、クレジット画面を足しました。
前回からの変化|キャラクターを全員作り直した
いちばん大きく変わったのは見た目です。前回までは、キャラクターを図形の組み合わせと Blender のスクリプトで作っていました。
今は、人型のキャラクターを全員 VRoid Studio で作り直しています。体と顔を VRoid で作り、剣・盾・杖などの持ち物と鎧は Blender のスクリプトで足しました。魔物は人型ではないので、今までの作り方のままです。

VRoid の画面の操作も、Claude Code に手伝ってもらいました。ただ、保存ボタンだけは Claude Code から押せず、約30人ぶんを私が押しています。
衣装の一部には、BOOTH で配られている VRoid 用の衣装を使っています。こるきゅ!(弓屋晶都さん)、ロキロキ団さん、nerostudios さんの衣装です。ありがとうございます。
公開する前に確かめた4つのこと
自分だけで遊ぶのと、人に配るのとでは、気にすることが変わります。公開の前に、Claude Code と一緒に次の4つを確かめました。
1. 使った素材を配ってよいか
フォント・ゲームエンジン・3Dモデルの素材を、1つずつ見直しました。
| 素材 | 確かめたこと |
|---|---|
| フォント(M PLUS Rounded 1c、Dela Gothic One) | SIL Open Font License。ライセンス文をゲームに同梱 |
| Godot Engine | MIT ライセンス。表示をクレジット画面に入れた |
| BGM・効果音 | 起動時にプログラムで合成しているので、外部の素材はない |
| VRoid の体 | VRoid Studio で作ったモデルは商用でも使える |
| BOOTH の衣装 | 作者ごとに利用規約を読んだ。衣装データそのものは配らない |
意外だったのは、クレジット画面の文言が古いままだったことです。「3Dモデルは本作のために制作しました」と書いてありましたが、VRoid と BOOTH の衣装に切り替えた今はもう正しくありません。公開の準備をしなければ、そのまま配っていました。
衣装の元データは「再配布禁止」なので、GitHub のリポジトリにも入れていません。
2. 好きなゲームに似すぎていないか
前回書いたとおり、手本にするのは「3分で読み合う」という遊びの芯だけです。キャラクターの名前と見た目は自分のものにしています。itch.io のタグや説明にも、ほかのゲームの名前は入れていません。
3. AI を使ったことを書く
itch.io には、生成 AI を使ったかどうかを申告する欄があります。このゲームはコードと英訳の大半を Claude Code で書いています。3Dモデルと音も、Claude Code が書いたプログラムで作りました。なので「コード・絵・音・文章」の4つすべてにチェックを入れています。
4. 署名なしで配る
個人制作なので、Windows のコード署名はしていません。そのため、初めて起動するときに「Windows によって PC が保護されました」と表示されます。「詳細情報」→「実行」で起動できることを、ページと同梱の説明に書きました。

Claude Code に任せたこと、自分でやったこと
公開作業の分担は、だいたい次のとおりです。
| Claude Code | 自分 |
|---|---|
| 素材の規約の確認と一覧づくり | itch.io のアカウント作成とメールアドレスの確認 |
| Windows 版の書き出しと、中身の確認 | 公開してよいかの最終判断 |
| クレジット画面の修正 | ロボット確認(CAPTCHA) |
| itch.io のページの入力、画面写真のアップロード | ゲーム本体(zip・約300MB)のアップロード |
アカウント作成やロボット確認のように「本人がやるべきこと」は、Claude Code は代わりにやりません。最初のロボット確認は、Claude Code 用のブラウザだとボットと判定されて何度やっても通らず、普段の Chrome に切り替えて通しました。
自分でやるところは自分でやって、入力や確認の手間がかかるところを任せる。この分け方が、ちょうどよかったです。
遊んだら、感想をください
まだ v0.1.0 です。バランスが崩れているキャラクターも、分かりにくい画面もあるはずです。
- 強すぎる・弱すぎると感じたキャラクター
- 迷った画面・分からなかったルール
- 「この組み合わせが楽しかった」
どんなことでも、itch.io のページのコメントか X(@Tom_Java_Tech)で教えてもらえるとうれしいです。
前回「次回は自動対戦でバランスを直していく流れを書く」と予告していましたが、公開を先にしました。その話は#3に回します。
私の場合、公開の準備をしたことで、使った素材とライセンスを初めて1つずつ見直せました。古いままだったクレジットの文言も、その途中で見つかりました。
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遊んだ感想、待っています。

